親子で暮らす家|足立区で二世帯や単身の子世代と住む|足立区で注文住宅・リフォームを手掛ける工務店

親子で暮らす家|足立区で二世帯や単身の子世代と住む

近年、「親子で暮らす家」を建てる人が増えてきました。
浅野工務店にも、親世帯、子世帯の一般的な二世帯住宅のほか、単身の社会人のお子さまとの同居など、さまざまなパターンのご相談があります。

「親子で暮らす家」はライフスタイルの違いがあっても、一緒に暮らしやすい二世帯住宅の種類や間取りを見極めることが大切です。
この記事では、二世帯で暮らすメリット・デメリットや二世帯住宅の種類、成功する二世帯同居のコツなどを解説します。

目次

1.二世帯で暮らすメリットとデメリット

まずは、二世帯で暮らすメリット・デメリットを確認しておきましょう。
単身の社会人のお子さまとの同居、また祖父母世帯、親世帯、子世帯の三世帯同居についても、メリット・デメリットは共通点が多いのでぜひ参考にしてください。

(1)親世代から見たメリット

親世帯から見た二世帯同居の最大のメリットは、子の暮らしぶりや孫の成長をすぐそばで見守れることです。
離れて暮らしていると難しい、運動会や学習発表会など孫の学校行事にも参加しやすくなります。

また自分たちが高齢になったときに、病気や介護のサポートを受けやすいのもメリットです。
万一のときに自分の子どもが同じ家で暮らしていることは、精神的な支えになるでしょう。

(2)子世代から見たメリット

子世帯から見たメリットは、家事や子育てのサポートを受けられることです。
特に共働きしている場合に、学校からの急な呼び出しや残業でお迎えに間に合わないときに、対応してもらえるのは安心感があります。

親が高齢になったときに、体調不良に気がつきやすいこと、介護が必要になったときに移動の負担がないことも二世帯で暮らすメリットです。
悪質な勧誘を受けたときにも、近くにいれば相談してもらいやすいので、詐欺などの被害を防ぐこともできるでしょう。

(3)同居のデメリット

親子が同居することには、デメリットもあります。
もっとも大きなデメリットは、ライフスタイルが違うためストレスを感じやすくなることです。

入浴や就寝時間、掃除の頻度などが違うと、好きなことを好きなタイミングでしたくても気を遣ってしまいます。
家に友人を呼びたくても、「迷惑かな」と思い呼べないこともあるようです。

(4)デメリットを住まいのリフォームや間取りで解決する工夫

同居でよくあるライフスタイルの違いから生じるデメリットは、リフォームや間取りを工夫すれば解決できることも多々あります。
「二世帯住宅」というと、すべての生活空間を共有する昔ながらの「完全共有型」が思い浮かびますが、ほかにも「完全分離型」「一部共有型」など共有する範囲によっていくつかのパターンがあります。

次章では、それぞれの間取りの違いと、どのような親子に向いているのかを紹介します。

2.間取りから見た二世帯住宅

お伝えしたように、二世帯住宅には3つのタイプがあります。それぞれどのような親子に向いているのかを紹介します。

種類内容
完全同居型玄関、水回り、リビングなどすべてを共有するタイプ
完全分離型上下または左右で居住空間を分け、玄関をはじめ、すべてそれぞれ独立しているタイプ
一部共有型玄関のみ、玄関とLDKのみ、玄関と水回りのみなど、生活空間の一部を共有するタイプ

(1)完全同居型が向いている親子

すべての生活空間を共有する完全同居型は、親世帯と子世帯の関係性が良く、互いのライフスタイルの違いを尊重しながら暮らせる親子が向いています。
お互いの様子が常に目に入りやすくなるため、親が高齢になり心配、小さな子どもがいて見守りが必要といったケースにも適しているでしょう。
また独立していた独身の子どもと再び暮らすような場合も、完全同居型が選ばれることが多いようです。

これから新しく完全同居型の二世帯住宅を建てるときには、LDKやトイレ、浴室などを間に挟む形で、各世帯の個室を配置すると、互いのプライバシーを確保しやすくなります。

既存の家を二世帯住宅にリフォームするケースでは、完全同居型ならごく小規模な範囲の改修・増築で済ませられるのもメリットです。

(2)完全分離型が向いている親子

玄関はもちろん、LDKやトイレ、浴室、洗面所など、すべてをそれぞれの世帯が備える完全分離型の二世帯住宅は、各世帯のプライバシーを確保したい親子に向いています。
親世帯と子世帯の生活時間帯が異なるので、互いに気を遣わずに暮らしたいと考えるときにもおすすめです。

完全分離型は、1階と2階で世帯を分ける上下分離型と、建物の左右で分ける縦割り型があります。
上下で分離する場合は、これから足腰が弱ってくる親世帯が1階で暮らすのが一般的です。

(3)一部共有型が向いている親子

玄関のみ、玄関と水回りのみなど、生活空間の一部だけを共有する一部共有型は、完全同居型と完全分離型の両方の「いいとこ取り」が可能です。完全同居型だとプライバシーの確保が難しくなりますが、共有するのが一部だけであればその心配は軽減できます。
一部だけでも共有していれば日々の互いの様子は感じられ声掛けも容易なので、完全分離型のように普段どうしているのかわからない、といったこともありません。

一部共有型は、どこまで共有するかによって得られるメリット・デメリットが異なります。
玄関だけを共有し、水回りはすべて分離するとプライバシーは確保できるものの、費用がかさみやすい水回り設備が2つずつ必要になるので建築コストがかさみます。
反対に共有範囲が広くなると、建築コストは抑えられますが、互いのプライバシーは守りにくくなるでしょう。

一部共有型の二世帯住宅にするときには、生活空間のどこを、どの程度共有するかを、二世帯でよく話し合うことが大切です。

二世帯住宅は同居? 別居?

二世帯同居は、玄関だけなどごく一部だけでも共有しているスペースがある場合は同居とみなされます。
別居とされるのは、内部でつながらない完全分離型の二世帯住宅のみです。

なお同じ敷地内に別の建物を建てたとしても、台所など生活に必要な設備がない場合は、同居とみなされるのが一般的です。

3.生計の視点で見た二世帯住宅

二世帯住宅でよく問題になるのが、生活費をどのように負担するかです。
親子で暮らす場合、どちらが何を、どの程度負担するかは最初に決めておかないとトラブルになる可能性があります。

ここでは生計の負担パターンから二世帯住宅について考えてみました。

(1)家計を完全に分けて同居(世帯分離)

生活費や水道光熱費まで、家計を完全に分けて同居すると、世帯間での金銭トラブルは発生しません。
もっとも理想的な形ですが、電気、水道、ガスなどのメーターをそれぞれの世帯に設ける完全分離型の二世帯住宅でないと、実現は困難です。

(2)住宅ローンと生活費を親世帯が負担し、子世帯が光熱費を負担

二世帯住宅でよくあるのは、所得が多い親世帯が住宅ローンの支払いと生活費を負担し、子世帯が光熱費を負担するパターンです。
子世帯にとっては住居費・生活費の負担が軽くなり経済的には楽になりますが、親世帯の負担が気になり自由に買い物できない、冷暖房を使いづらいと感じやすくなるといったデメリットもあります。

互いに気兼ねなく暮らすためには、

  • 住宅ローンの支払いと光熱費の基本料金は親世帯が、光熱費の使用分と生活費は子世帯が負担する
  • 住宅ローンと水道光熱費のすべてを合計して折半し、生活費はそれぞれ自分の世帯分を負担する

なども検討するとよいでしょう。

(3)自立した社会人の単身の子が親に生活費を入れて同居

自立した社会人の単身の子と同居する場合、住宅ローンや水道光熱費など家にかかる費用は世帯主となる親が負担し、お子さんは話し合って決めた生活費を毎月入れるパターンが主流です。

親が食事の支度や掃除、洗濯など家事のすべてをまかなうのかなど、家事負担の重さも考慮して、子が負担する生活費の金額を決めるとよいでしょう。

(4)子世帯が住宅ローンを負担し、年金暮らしの親が生活費を入れて同居

子世帯が住宅ローンを組んで建てた家に、年金暮らしとなった親を呼び寄せることもあります。
完全同居型である場合、子が住宅ローンを負担し、親が水道光熱費や食費などの一部を生活費として負担することが多いようです。
同居を前提に二世帯住宅を建てる場合、親世帯が頭金を出すこともあります。

4.成功する二世帯住宅|親子で豊かに暮らすコツ

親子で暮らす家を建てたり、二世帯で暮らす家にリフォームしたりするときには、親子の関係性や希望する暮らしの形から、適切な二世帯住宅の種類や間取りを選ぶことが大切です。

とはいえ足立区に多いような狭小地では、玄関を2つ設ける完全分離型の二世帯住宅は難しいのが現実です。
完全同居型や一部共有型になるケースが多いため、生活にかかる費用の負担をどうするかは、同居を始める前に決めておかないとトラブルになりかねないので注意しましょう。

なお足立区での建て替えに際しては、以下のような補助金・助成金制度を活用できる場合があります。

  • 不燃化特区内にある昭和56年5月31日以前に建てられた木造または軽量鉄骨造の住宅を建て替える場合、解体費用が最大280万円助成される
  • 不燃化特区内の家を耐火建築物または準耐火建築物に建て替える場合は、解体費とあわせて最大350万円助成される

対象エリアや詳しい内容については、足立区の「不燃化特区について」のページからご確認いただくか、浅野工務店までお問い合わせください。

5.まとめ

親子で暮らす家を建てる、あるいはリフォームするときには、どのタイプの二世帯住宅が適しているのかをよく検討する必要があります。
その際、自分たちだけで考えるのではなく、建築会社に相談すると家族の事情にあった、また土地の広さや形状にあったアドバイスをもらえるのでおすすめです。

足立区に特化した家づくりをしている浅野工務店でも、現在の家の状況や、所有している土地の広さ・形状にあわせたベストなプランをご提案可能です。
足立区で二世帯住宅をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

  • 【最終更新日】2023年11月01日 10:56:01
  • 【投稿日】2023年11月01日 10:56:01