20.二世帯住宅に建て替えられた渡辺様|足立区で注文住宅・リフォームを手掛ける工務店

20.二世帯住宅に建て替えられた渡辺様

昼に事務所に戻ると、資料請求のお電話がありました。

「ポステイングされた足立区の公社ニュース『ときめき』で、ガイドブック進呈という広告を見たんですけど、送ってもらえますか。渡辺といいます」

「はい、直ぐにお送りいたしますので、ご住所をお願いします」

このガイドブックは、家のことで悩んでいる方のためにつくりました『建て替え?リフオーム?成功する住まいづくりガイドブック』のことです。間もなく、渡辺様から相談にのってほしいというお電話がありました。

「この家は、私の父が建てたんですよ。それで、私が結婚してからもそのまま住んでいるんで、築40年以上は経ってるなー」

「そうですね。柱や梁を見ますと、立派な材木を使われていますね」

「私たち夫婦も間もなく70代です。ご覧の通り古い家だから、冬は寒くてね。それに、台所やトイレも古いものだから、掃除をしてもきれいにならないと、妻がブッブツ文句を言うんですよ。いよいよ建て替えようと思って、孫を連れて遊びにきた長男に話したんだよ。そうしたら、建て替えるなら2世帯住宅にして一緒に住まないか、と言うんでね」

「息子たちは、賃貸マンションに住んでいるんです。みんなで、どこに工事を頼んだらいいかしらと相談していたら、ちょうど『ガイドブック進呈』という広告を見たので送ってもらったの」

「それで、工事をお願いしたいんだけど、2人の孫の上の子が小学校に上がる前がいいということになってね。急な話だけど、いまから始めれば間に合うかな?」

「十分間に合います。工事期間としては、解体を含め4か月ぐらいをみておいていただければ大丈夫です。足立区では、昭和56年以前に建てられた住宅を解体するさいには、助成金が出る場合があります。それらも含めて、ご予算などをお聞きしたいと思います。建て替えにあたって、いまのお家で何か残されたいものはありますか。例えば、欄間とか、手すりといったものでしたら、新しい家の一部分として使えますが」

「それは、うれしい。私にとって思い出深い、丸太の梁を新しい家に使ってもらいたいな」

「わかりました」
「2世帯住宅にしよう」と決まると、息子さんご夫婦が会社のホームページを見てくださったり、見学会にも参加してくださいました。「家族が増えることになるわけだから、ひとつのことを決めるにも必ず家族会議を開き、みんなで相談することにしたよ」と、お聞きしました。ご家族の家への思いが伝わってきました。

丸太の梁も、無事に和室に収まり、「古いものがあると、ホッとするよ」とご主人にも気に入ってもらえ、私もホッとしました。